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被害妄想が強い人がめんどくさい理由と付き合い方

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被害妄想が強い人との関係

悪意はない。でも疲れる。なぜかいつも自分が被害を受けていると思っている、ちょっとした言葉を傷ついたと解釈する、こちらが何もしていないのに嫌われていると言い出す。被害妄想が強い人との関係は、気を使い続けても終わりがない。それがめんどくさいと感じさせる本質だ。

結婚相談所でアドバイザーをやってきて、被害妄想が強い会員さんとの関係に疲れている相手側からの相談を何件も受けてきた。加害者にされている感覚、何が地雷かわからない恐怖、どうしても消えない消耗感。その話を聞きながら、被害妄想が強い側の内側も同時に見てきた。

被害妄想という言葉を使う前に

被害妄想という言葉は、使う側に都合がいい言葉でもある。相手の感じ方がおかしい、という判断を含んでいるからだ。でも実際には、被害妄想と見えている人の感じ方が、完全に根拠のない場合ばかりじゃない。

過去に実際に傷つけられてきた経験が、今の感じ方を作っている場合がある。これを被害妄想と片付けると、相手の歴史を無視することになる。めんどくさいと感じる気持ちはわかる。でもその人がなぜそうなったかを少し知っておくことで、対処が変わってくる。

被害妄想が強い人の心理、内側で何が起きているか

 

過去に実際に傷ついてきた

被害妄想が強い人の多くは、過去に実際に傷つけられた経験を持っている。裏切られた、嘘をつかれた、意地悪をされた。その経験が、今も続いているかのような感覚として残っている。

脳は危険を避けるために、過去の経験から類似したパターンを見つけようとする。一度傷つけられたパターンと似た状況になると、また傷つくかもしれないという警戒が自動的に起動する。これが、客観的には被害がないのに被害の予感を感じる状態を作る。

朱里さん、31歳の女性会員。交際相手の男性から、ちょっとした発言でいちいち傷ついたと言われて疲れると相談が来た。朱里さん側に話を聞くと、過去の交際相手に繰り返し馬鹿にされてきた経験があった。同じような言い回しが出てくるたびに、また始まったという感覚が走ってしまう、と言っていた。

自分への評価が低い

自己肯定感が低い人は、悪い解釈の方が自然に来やすい。あの人が笑ったのは自分のことを馬鹿にしたから、返信が遅いのは自分が嫌われているから、少し素っ気なかったのは怒っているから。プラスの解釈より先に、マイナスの解釈が来る。

自分は傷つけられる側だという無意識の前提が、周囲の言動をその方向で解釈させる。悪意のない行動がフィルターを通過するときに、悪意を帯びた解釈として出てくる。

安心できる場所がない状態が続いている

慢性的な不安を抱えている人は、周囲への警戒が高くなる。安心できる場所がない状態が長く続くと、どこにいても誰かに何かをされるかもしれないという感覚が続く。これが被害妄想的な思考パターンを強化していく。

安心できる場所ができると、少しずつこの警戒が緩んでいく。逆に言うと、被害妄想が強い人は、まだ安心できる場所を見つけられていない状態にある可能性がある。

被害妄想が強い人がめんどくさい理由、具体的に何が消耗させるか

 

何が地雷かわからない

普通に言ったつもりの一言が、傷ついたと言われる。何がいけなかったのかわからない、次はどう言えばいいのかわからない。この地雷の読めなさが、一緒にいる側を常に緊張状態に置く。緊張状態が続くと、言葉を選びすぎるようになる。自然な会話ができなくなる。自然に話せない関係は、距離が縮まらない。距離が縮まらないから、相手がまた不安になる。

釈明しても終わらない

そんなつもりじゃなかった、と説明しても、信じてもらえない場合がある。言い訳だと思われる、本当はそう思っているんでしょと返ってくる。釈明すればするほど、疑いが深まっていく感覚がある。これが最も消耗させるパターンだ。誠実に対応しようとしているのに、その誠実さが届かない。努力が報われない感覚が積み重なると、対応する気力がなくなってくる。

こちらが加害者になっている感覚が続く

悪意のない行動を傷ついたと言われ続けると、自分が悪い人間なのかもしれないという感覚が生まれてくる。何もしていないのに謝り続けている、自分の言動を常に自分で疑っている状態になっていく。この状態が続くと、相手といることで自己肯定感が削れていく。これが、被害妄想が強い人との関係を続けることの一番大きなコストだと思っている。

被害妄想が強い人への付き合い方、現場で見えてきたこと

 

釈明より先に、気持ちを受け取る

傷ついたと言われたとき、そんなつもりじゃなかったと即座に釈明すると、相手の感情を否定した形になりやすい。まず傷ついたという感情を受け取ることが先だ。傷ついたんだね、と受け取った後で、自分の意図を伝える。この順番だと、相手の感情が先に着地するから、その後の説明が届きやすくなる。逆にすると、感情が宙に浮いたまま論理だけがぶつかる形になる。

朱里さんとの関係で、男性側がこの順番を変えてみたことで、少し状況が変わったと後から報告を受けた。傷ついたんだねと言ってもらえた、それだけで少し落ち着けた、と朱里さんが言っていたと。受け取られた感覚が、防衛を緩めていた。

全部に対応しない

被害妄想が強い人のすべての感情に全力で対応し続けると、こちらが先に限界を迎える。対応するラインを決めておくことが大事だ。

明らかに誤解からくる感情には、一度だけ丁寧に説明する。それ以上繰り返さない。繰り返すほど、相手の中で問題が大きくなっていくパターンがある。一度だけ伝えて、後は相手が消化するのを待つ。これが対応の限界を守るための方法だ。

安心感を積み重ねることだけが根本に近い

被害妄想が強い人への対処として、一番根本に近いのは安心感を積み重ねることだ。この人は安全だという経験が少しずつ積み重なると、警戒のレベルが下がっていく。言葉より行動、行動より時間の積み重ねだ。一回一回の対応より、長期間にわたる一貫性が安心感を作る。約束を守る、言ったことと行動が一致している、感情的にならない。この一貫性が続くことで、この人は傷つけてこないという確信が相手の中に少しずつ育っていく。

被害妄想が強い人との関係を続けるかどうかの話

 

変わる可能性があるかどうかを見る

被害妄想が強い人全員が変われるわけじゃない。でも変わろうとしている人は変わっていく。自分の感じ方が過剰かもしれないと気づいている人、気づいたときに立ち止まれる人、傷ついたと言いながらも関係を修復しようとしている人。こういう動きが見える人は、時間をかけて変わっていく可能性がある。

逆に、全部相手のせいにして自分の感じ方を疑わない人、釈明を全部言い訳として処理する人、関係を修復しようとする気がない人。こういう状態が続くなら、関係を続けることは考えてもいい。

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この記事を書いた人

元・大手結婚相談所でアドバイザーとして7年間勤務。

結婚・出産・子育てを経験した現在は、現場を離れていますが、これまで培ってきた恋愛・デート・婚活ノウハウを届けたいと思いブログを始めました。現場から離れた今だからこそ見える恋愛のバグと逆張りの勝ち方を教えます。

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