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お金持ちと結婚したい人の出会い方。狙っていると言える人が勝つ

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年収は気にしません、と書いた人ほど、実は気にしてる

入会面談で、希望条件の用紙を書いてもらう時間がありました。
年収の欄で、ペンが止まる人がいる。
しばらく迷って、こう言うんです。
気にしないので、空欄でいいですか。

七年間、その台詞を何回も聞きました。そして、その人たちが実際に申し込む相手の年収を見ると、きっちり上のほうに寄ってる。ぴたっと揃うくらい。

嘘つきだと責めてるわけじゃありません。書けなかっただけでしょ。品のない人だと思われたくなくて。

探しているのは場所じゃなく、望んでいいという許可

このキーワードを打ち込む人が本当に欲しがっているのは、出会いの場の一覧じゃない。
お金を理由に人を選ぶ自分を、ひどい人間だと判定しないで済む理屈です。

先に言い切ります。恥ずかしくありません。
むしろ、その希望を隠したまま動く人から順に、うまくいかなくなる。理由は後半で書きます。

そして、場所の話。
高級ホテルのバー、ワインスクール、ゴルフ、経営者の交流会。どこかで見たでしょ。
あれ、外れです。現場にいた人間として、はっきり否定しておきます。

金を持っている人間は、出会いの場に出てきません

考えてみてほしい。
本当に忙しくて金のある四十代男性が、休日に見知らぬ人と名刺を交換したいと思いますか。思わない。時間のほうがよほど高価なので。

あの場所にいるのは、探しに来た人と、それを狙う人

高級ホテルのラウンジで、平日の夜にひとりで飲んでいる男性。あれを資産家だと訳すのは無理があります。
本物は会員制の場所にいるか、そもそも家にいる。移動しないんですよ。人が来る側なので。

ああいう場所で声をかけてくる男性は、金がある人を演じるコストを払える人です。それは金がある証明にならない。腕時計のローンが残っている人を、私は何人も知ってます。

狙う側が、いちばん狙われやすい

これは強めに書いておきたい。
条件のいい相手を探している人ほど、相手の条件を検証する目が甘くなります。会社経営と言われたら信じる。投資の話をされたら詳しい人だと思う。

相談所には、そういう被害のあとで来る女性が定期的にいました。金銭を貸して戻ってこなかった人、事業に出資して消えた人。話を聞いていると、ぐらりとするくらい手口が似てる。共通していたのは、相手の収入を書類で確認した人がひとりもいなかったこと。

収入を書類で確かめられる場所は、ほぼ一つしかない

身も蓋もない現実を書きます。
自称を排除できる仕組みを持っているのは、結婚相談所だけです。

源泉徴収票を出さないと登録できない世界

まともな相談所は、独身証明、収入証明、学歴の卒業証明まで提出させます。国家資格があれば、その証明も。
プロフィールに書いてある数字が、紙で裏取りされている。

アプリの年収欄は自己申告です。ここの差は、想像よりはるかに大きい。婚活アプリで年収一千万と名乗る男性の割合と、実際の日本の人口比を並べてみれば、何が起きているかは分かります。

高収入の相手と確実に会いたいなら、ここ以外の選択肢は現実的じゃない。入会金と月会費は痛い。でも、嘘のない条件表を見られる場所に払う金額として、私は高くないと思ってます。

ただし、その人たちには申し込みが殺到してる

甘い話にしないために書いておく。
年収一千万を超える男性会員は、システム上で異様に目立ちます。申し込みが一ヶ月に何十件も入る。会える人数には限りがあるので、当然ふるいにかける。

そこで何を見ているか。
写真じゃないんです。これは断言できる。
彼らが最初に開いていたのは、自己紹介文の長さと、職業欄でした。

狙っていると、言ってください

ここが一番伝えたい部分。
経済力を求めていることを、隠さないほうが結果が出ます。

隠している人は、必ずバレて、そして軽く見られる

高収入の男性は、狙われることに慣れてます。若い頃から何度も経験してる。
だから、目的を隠している人を見抜くのが異常に上手い。そして、隠されたと気づいた瞬間に、その人を遊び相手の枠に移します。結婚相手の枠から外す。

逆に、正面から言われると警戒が解ける。私は生活が安定した人と結婚したいです、と最初に言われるほうが、話が早いんですよ。

面談でそれを伝えると、みんな一度は嫌な顔をしました。品がないと思われませんか、と。
思われません。むしろ、条件を口にできる人は、自分が差し出せるものも把握してる。そういう相手と、彼らは話がしたい。

年収欄を空欄にしていた女性が、書き直した日

三十八歳の女性会員がいました。一年活動して、成果が出ていなかった。
希望条件を全部、こだわりませんで埋めていた人です。

面談で、本当は何が欲しいのか聞きました。二十分黙ってから、やっと出てきた答えがこれ。
もう、お金のことで夜中に計算する生活を終わりにしたい。

そのあと彼女は、条件欄を正直に書き直しました。自己紹介文にも、生活の安定を大切にしたいと入れた。
申し込みの数は減りました。半分以下になった。
でも、会う相手の質が変わったんです。同じ話が通じる人しか来なくなったので。

七ヶ月後に成婚しています。相手は、彼女が最初に書けなかった年収帯の人でした。

ここから裏切ります。金持ちの妻は、自由に使えません

現場でいちばん誤解されていた部分を書きます。
高収入の男性と結婚すると、その収入が自分のものになると思っている人が多い。
なりません。

渡されるのは生活費で、家計を握るのは本人

稼ぐ力のある人ほど、金の管理を他人に渡しません。当然でしょ、自分で作った金なので。
毎月決まった額が入る口座を渡されて、その範囲で回す。それが平均的な形でした。相手の口座残高を、結婚十年目でも知らない奥さんがざらにいます。

共働きで、それぞれが自分の給料を管理している家庭のほうが、財布の自由度は高い。世帯の合計だけを見て羨ましがると、そこを見落とします。

夫婦間の経済的な力関係も、はっきり出ます。稼いでいないほうが、何かを買うときに理由を説明する側に回る。この負担を、けっこうな数の人が結婚してから知って、しんどくなってた。

使える金が多かったのは、六百万同士の夫婦

成婚後に連絡をくれる会員たちの話を並べると、傾向が見えてきます。
夫が一千二百万で妻が専業の家庭。夫婦で六百万ずつの家庭。

後者の妻のほうが、旅行にも買い物にも自由に金を使っていました。自分で稼いだ分だから、誰にも説明がいらない。
年収一千万を狙って三年婚活するより、六百万の人と早く組んで自分も働き続けるほうが、豊かに暮らせる場合がある。この計算をしている人は、驚くほど少なかった。

選ばれた人に共通していたのは、若さじゃなかった

需要が多いところなので、はっきり書きます。

高収入の男性が最終的に選ぶ基準

彼らは、自分の親族や取引先の前に連れていける人を探してます。
判定の場面は、食事です。

食べるのが極端に速いか遅いか。店員への言葉づかい。写真を撮られたときに、どう立つか。
それと、金の話をしたときに目が光るかどうか。ここは容赦なく見られてる。

四十代前半の女性会員が、二十代の会員を押しのけて選ばれたことがありました。相手は会社を経営している人。理由を聞いたら、あっさりこう答えた。
仕事の話を、質問せずに聞ける人だったので。

(それだけ? と思った私の顔、たぶんぽかんとしてた)
でも、あとから納得しました。彼は毎日、判断と説明を求められて生きてる。家でまでそれをやりたくなかったんですよ。

金のかかる趣味を始めるより、続く趣味を持つ

出会いのために習い事を始める人へ。ゴルフやワインに手を出す前に、一年続けられるかどうかを考えて。

狙って始めた趣味は、たいてい三ヶ月で飽きます。飽きた場所には行かなくなる。そこで出会いは終わる。
金持ちが多い場所より、あなたが十年通える場所のほうが、確率は上でした。人が入れ替わっても自分が残っていれば、いつか誰かと当たるので。

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