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付き合う前に連絡が来ないと冷める?

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連絡ない、冷める

七年間、婚活の現場で同じ顔を何百回も見ました。ブースに座ってすぐ、彼のことが少し分からなくなってきて、と切り出す。三十分後に出てくる本音はいつも同じ。もう終わりにしたい、けど自分がわがままなだけかもしれなくて判断できない。

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冷めるのは故障じゃなく、検知

男性は連絡がマメじゃない生き物だから待ちましょう。あちこちに書いてある、あれ。ぬるい。あの助言を信じて半年を無駄にした女性を、私は何人も見てきました。

付き合う前の連絡頻度は、その人との人生における最高値

付き合えば減る。会う回数が増えれば文字は要らなくなる。同棲したら激減して、結婚すると帰る帰らないの業務連絡に変わっていく。

つまり今あなたがざらっと感じている物足りなさは、将来の縮小版じゃない。いちばん潤っている季節の景色。ここで足りないものが、この先ひとりでに増えることはありません。

返信の間隔と、その後どうなったか

担当していた範囲での実感を書きます。統計を取ったわけじゃないので数字は出せない。ただ傾向ははっきりしてた。

交際に入って三回目の食事までに、返信の間隔が丸一日を超えはじめたペア。ここから結婚まで残った例はごく少なかった。逆に、文章が下手でも三行でも、来る時間帯が読めるペアはしぶとく残った。

連絡の量に出るのは愛情の濃さじゃなくて、その人の生活のどこにあなたの席があるか。席がない人は、忙しさが解消しても席を作らない。忙しいから連絡できない、という言い分を私が信用しない理由がこれです。

ここで一回、意地悪を言わせてほしい

連絡がないと訴える人のうち、けっこうな割合が半日で言ってる。

既読がつかない三時間で心が折れて、四時間目には相手を切る算段を始めてる。心当たり、ない?

三時間と四日を、同じ皿に乗せない

仕事中の三時間は、あなたへの評価じゃなく会議の長さ。ここを混ぜている限り、誰と出会っても同じ地点で冷めます。自分の不安を相手の愛情に翻訳する癖。会員さんにはそう説明していました。

ただし、四日空いて何の説明もないなら話は別。もうそれが返事なんですよ。文面じゃなくて空白のほうが答えになってる。埋めようとしなくていい。

連絡が来た瞬間に機嫌が直るなら、まだ冷めてない

二日ぶりの通知でぱっと表情が戻る人がいる。あれ、好きだからじゃありません。順位が確認できた安堵です。捨てられてなかった、という。恋というより点呼。

本物の冷めは、もっと静か。通知が光っても心拍が動かない。画面を見て、あ、そう、で終わる。指がロック画面をスワイプしない。
そこまで来た人が元に戻った例を、私はほぼ知らない。

焦って自分から送ると、相場が下がる

冷めかけた自分に慌てて、こちらから話題を作って送る。あれは関係を持ち直しません。悪化させる。相手の中であなたの入手難易度が下がるから。

恋愛テクニックの話じゃない。人間が持っているどうしようもない癖です。手に入りやすいものの価値を下げる。悔しいけど、そうできてる。

それでも切ってはいけない、たったひとつの例外

連絡を恋愛の道具として使わない人種が、一定数いる。

三日消えた四十二歳の男性会員の話

交際中、女性からの評価は上々だった人。なのに突然三日、音信不通になった。女性側は当然のように冷めて、私のところへ終了の申し出が来ました。

本人に確認したら、母親が夜中に転倒して救急搬送され、そのまま入院の手続きで病院に泊まり込んでいた、と。なぜ一行でも送らなかったのかと聞いたら、こう答えた。心配をかけたくなかった、落ち着いてから話すつもりだった。

それがいちばん不安にさせるんだって、なんで分からないの…
そう思いながら、私は結構な勢いで説教しました(笑)

その女性は事情を聞いて交際を続け、翌年に結婚しています。年賀状、今も来る。

見分ける基準は、空白の埋め方ひとつ

沈黙のあとに、遅くなってごめん、こういう事情だった、と自分から説明できる人。残していい。
沈黙のあとも沈黙のままの人。事情があろうがなかろうが、この先もあなたに説明しません。転職も、貯金も、親のことも、全部黙る。

頻度を数えるのをやめて、空白のあとに何が来るかだけ見て。

冷めた気持ちを、温め直そうとしないで

冷めた自分を戻す方法はありますか。現場でよく聞かれた質問です。ありません、と答えていました。

無理に上げた温度は必ずまた落ちる。しかも二回目は、一回目より深いところまで落ちる。三回目はもう底が抜ける。取り繕った分だけ、離れるときの傷が大きくなるだけなんですよ。

偉そうに助言していた私も、画面を握りしめて震えてた

最後に自分の恥を書きます。

今の夫と知り合ったころ、あの人は返信が異様に遅かった。二日空くのが普通。当時の私はアドバイザーとして、頻度の合わない相手はやめなさいと人に説いていた側です。それなのに毎晩ベッドの中で画面を光らせて、ぐらぐらしてた。既読の位置を何度も確認して。情けない。

三週目で限界が来ました。もう会わなくていいです、と送るつもりでスマホを開いた。
なのに勢いで打ったのは違う文だった。
返信が来ないと私は不安になる、そこが変わらないなら合わないと思う。

十分後に電話が鳴った。
彼が言うには、日中はスマホを持ち込めない職場で、休憩まで見られない。悪気はなかった、と。そのうえで、朝に一通と夜に一通なら絶対に送れる、と自分で線を引いた。

その癖、今も残ってる。同じ家にいるのに、出勤前に一通送ってくる。もういらないんだけど(笑)

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