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彼女が太ったら男性は別れたい?現場で見た本当の理由

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男は太った女を捨てる。
この一文、これまでどれだけの人を眠れなくしてきたんだろう。深夜に体重計へ乗って、ずしんと落ち込んで、、、私にも心当たりがあります。

目次

別れの理由欄に体重が書かれたことは、ほぼない

幻滅しましたと言った男性の、本当の続き

一度だけ、それに近いことを口にした男性会員がいました。40代前半、丁寧な人。交際三か月で終了の連絡が来て、面談室で理由を聞いたとき、少し言いにくそうにこう言った。会った頃と印象が変わってしまって、と。
体型の話ですか、と踏み込みました。彼はしばらく黙って、それから首を横に振ったんですよね。
出てきた続きが、いや、僕の話を聞かなくなったので。
ぽかんとしました。じゃあ最初のあれは何だったんだ! 印象という便利な袋に、言いにくいものを全部詰めていただけでした。
男性は感情の名前をつけるのが下手な人が多い。冷めた理由を言語化できないとき、目に見えるものを掴む。体型は、いちばん掴みやすい場所にある。

太ったから冷めたのか、冷めたから目についたのか

順番の問題です。ここを取り違えると、間違ったところに労力を注ぐことになる。
関係が温かいとき、人は相手の変化を勝手に好意的に処理します。ふっくらしたね、幸せ太りだねって笑って終わり。同じ体重、同じ人物。
関係が冷えてくると、その同じ変化が急に情報として立ち上がってくる。減点材料が向こうから歩いてくる感覚。
つまり体型は原因じゃなくて、温度計に近い。目盛りを削っても、部屋の寒さは変わらないでしょ。

男が反応しているのは、消えていった接触のほう

写真を断る、電気を消す、体を隠す

関係を実際に削っていくのは、増えた体重じゃありません。増えたことを恥じて、こちらが引っ込めた分。
一緒に撮ろうと言われて断る。旅行を渋る。部屋を暗くする。ハグの途中でお腹を引っ込める。触られると、もぞもぞと体をずらす。
やっている側からすると、見られたくないから。受け取る側には、まったく別の意味で届きます。俺に触られたくないんだ、と。
何百件も交際を見てきて確信していることがある。男性は自分が拒まれた瞬間だけは、驚くほど正確に記憶する。理由の説明が下手なくせに、そこだけ精度が高い。
数字より、その一歩の後退。効きます、悲しいくらいに。

産後、私は部屋の電気を消して過ごしていた

産んで半年くらいだったかな。鏡の前で自分にうんざりして、夫が帰ってくる時間帯だけ照明を落とすようになりました。今思うと、ちょっとした怪奇現象(笑)。
そのうち夫の口数が減った。冷たくなったと感じて、あ、やっぱり見た目か、と思い込んだんですよ。ぐるぐる考えて、勝手に傷ついて、勝手に距離を置いた。
数か月後、酔った夫がぽろっと言いました。最近、目を合わせてくれないよね、と。
彼が反応していたのは私の体じゃなくて、私の避け方だった。暗くした部屋の中で、私は自分の恥ずかしさと戦っていたつもりで、実際には夫を締め出していたわけです。
あのとき照明をつけていれば、半年分の沈黙は生まれていない。

体型で去る男は、痩せた後に別の条件を出してくる

一度出された条件は、更新されていく

ここは言い切ります。体重を理由に態度を変えてくる相手と、長く一緒にいるのは無理。
理由は簡単で、条件は必ず更新されるから。今回は体型。次は年齢。その次は髪の量とか、服の趣味とか、実家の距離とか。減点表を持っている人は、埋まったら新しい欄を足すんですよ。
相談所でも見ました。交際相手に、もう少しこうしてほしいと注文を出し続けた男性会員。相手が応じるたび、次の注文が生まれる。三人目の女性が退会するとき、こう言い残していきました。何をしても合格にならない人でした、と。ぷつんと切れる音がしたと思う。
痩せて繋ぎ止めた関係は、痩せ続けることでしか維持できない。それ、恋愛じゃなくて契約更新でしょ。

婚活の入口と、付き合った後では審査が別物

誤解を招きそうなので正直に書きます。お見合いの申し込み段階、男性は容姿を見ます。もう露骨なくらいに。写真一枚で通過が決まる世界。あれは事実。
けれど交際に入った後、成婚まで進むかどうかを分けていた要素。全然違いました。話していて疲れないか。機嫌が読みやすいか。お金の使い方が近いか。
入口の審査基準を、恋人になった後も相手が使い続けていると思い込んでいる人が多すぎる。もう試験は終わってるんですよ。

それでも、幻滅する男は実在する

気持ちが下がる人はいる。そこは嘘をつかない

全部あなたの思い込みです、で終わらせたら嘘になります。見た目の変化で熱が下がる男性、普通にいる。
私が言いたいのは、下がるかどうかと、別れるかどうかは別の話だということ。人の熱は勝手に上下します。夫婦なんて何度も下がって、また戻る。下がった瞬間に荷物をまとめる人は、体型がきっかけでなくても、いずれ何かをきっかけに出ていく。
熱の下がった時期に手を離さない人。それが選ぶべき相手で、体重の増減はその試験問題みたいなものだと思ってます。

自分は膨らんでおいて、彼女には言うという地獄

ここは炎上覚悟で言いますが、同棲や結婚のあと、体型が変わるのは男性のほうが早い。腹は出る、顎は増える、なのに鏡は見ない。それで彼女には言うんですよ、ちょっと気をつけたら、って。ふざけるな
相談所時代、女性会員には写真の撮り直しやスタイリングを勧める文化が当然のようにあって、同じ熱量で男性会員に言っている担当者は少なかった。私は言うようにしていました。嫌がられたけど、知らん。
彼にだけ免除されている審査を、あなたが引き受ける義務はどこにもない。太ったねと言われたら、そっくり返していい。お互い様ですね、で終わる話です。

戻すなら、彼の顔色以外を燃料にする

彼のためのダイエットは、たいてい関係を歪める

痩せたいと思うこと自体は否定しません。体を動かすと気分が上がるのも本当。
問題は燃料。彼に嫌われないため、を動機にすると、成果が出るたびに確認したくなる。ねえ、少し変わった? って。相手の反応が薄いと、努力が否定された気になる。ぱちんと切れて、責める。関係のほうが先に傷む。
自分の機嫌のためにやる分には、誰にも文句を言われる筋合いがない。他人の視線を燃料にしたときだけ、なぜか続かないし、こじれるから。

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