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プロポーズを断るときの伝え方と下手な断り方の明暗

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プロポーズを断ることへの、独特の重さ

告白を断るのとは、重さが違う。プロポーズを断るということは、相手が人生の大きな決断をして差し出してきたものを、返すことだ。その重さを感じているから、どう断ればいいかわからない、断っていいのかすら迷う、という状態になる。

結婚相談所でアドバイザーをやってきて、プロポーズを断った側、断られた側、両方から話を聞いてきたが、断り方が丁寧だったケースと雑だったケースで、その後がどう変わったかを何度も見てきた。

プロポーズを断ることは、悪いことじゃない。気持ちがないまま結婚することの方が、双方にとって不誠実だ。でも断り方には、相手への配慮があるかどうかで大きな差が出る。

プロポーズを断る状況は、一つじゃない

プロポーズを断る状況には、いくつかのパターンがある。まったく気持ちがない相手からのプロポーズ、好きだけど結婚は違うと感じる相手からのプロポーズ、タイミングが合わないと感じる場合のプロポーズ、迷っている状態でのプロポーズ。

どの状況かによって、断り方と断った後の対応が変わってくる。全部を同じように断ることが、必ずしも誠実とは言えない。

プロポーズを断るときにやってはいけないこと

 

その場で返事をせずに引き延ばす

プロポーズを受けて、返事を引き延ばし続けることが相手への配慮だと思っている人がいる。でも引き延ばしは、相手の時間を奪う。考えています、という状態が続く間、相手は期待と不安の間で消耗し続ける。

本当に迷っているなら、一定の期間を決めてその中で答えを出す。答えが出ているのに引き延ばしているなら、それは相手への誠実さに欠ける。

答えが出ていないなら、いつまでに答えを出すかを相手に伝える。期間を決めることで、相手も待つことができる。

理由を長々と説明しすぎる

断る理由を長く説明しすぎると、相手に反論や交渉の余地を与えてしまう。でも理由がそこにあるなら変えられる、という方向に話が進んでいく。長い説明は、断っているようで断っていない形になることがある。

理由は短く、でも誠実に伝える。この人との結婚が想像できない、今の自分には決断できない。これだけで十分なことが多い。

曖昧な言葉で断る

今すぐは難しい、もう少し時間をください、という言い方は、断っているのか保留なのかがわからない。相手に希望を持たせたまま終わる。曖昧な断りは、相手の時間をさらに奪う。

断ると決めているなら、曖昧な言葉を使わない方がいい。今すぐは難しいという言葉は、時間が経てばできるという含みを持たせてしまう。

31歳の女性会員、美咲さんは相談所に来る前に、交際相手からのプロポーズを今はまだ、という言葉で断り続けていた期間があったと話してくれた。本当は気持ちがなかったのに、はっきり言えなかった。相手が1年以上待ち続けた後に関係が終わった。あのとき早く言っていれば、相手ももっと早く次に向かえたのに、と言っていた。

状況別の断り方、何をどう伝えるか

 

まったく気持ちがない相手の場合

気持ちがない相手からのプロポーズは、はっきり断ることが一番誠実だ。嬉しいけど、気持ちに応えることができない。この一文で十分だ。

なぜ気持ちがないかの説明は、必要以上に詳しくしない方がいい。相手の欠点を並べることは、断る上で必要な情報ではないし、相手を傷つけることにしかならない。気持ちがないという事実を伝えることが、断りの本体だ。

声のトーンを落として、でも温かみを持たせる。告白を断るときと基本は同じだけど、プロポーズへの断りはもう一段丁寧さが必要だ。相手が大きな勇気を持って出してきたことへの敬意を、態度で示すことができるといい。

好きだけど結婚は違うと感じる場合

これが一番難しいパターンだ。好意はある、でも結婚相手としては違うという感覚がある。この場合、好きだけど結婚は難しい、という形で伝える必要がある。

好きという気持ちを先に伝えると、相手は希望を持ちやすくなる。だから好きという部分と、でも結婚はできないという部分を、セットではっきり伝える。好きだけどという言葉を使うなら、でも結婚を想像できない、という部分を同じ重さで伝えることが必要だ。

この伝え方が中途半端になると、相手が希望を持ったまま引き下がれない状態になる。

タイミングが合わないと感じる場合

仕事が落ち着いていない、もう少し自分の時間が必要、将来への不安がある。タイミングの問題でプロポーズを断る場合、本当にタイミングだけの問題かどうかを自分で確認することが先だ。

タイミングが整ったら結婚できるのか、それともタイミングを理由にして本質から逃げているのか。この区別ができていないまま伝えると、相手は待つことを選んでしまう。

タイミングの問題なら、いつならできるかを一緒に考える姿勢を見せることができる。それができないなら、タイミングではなく気持ちの問題である可能性がある。

迷っている場合

迷っているなら、迷っていることを正直に伝える。今すぐ答えを出せない、でも考えたい。いつまでに答えを出すかを伝えて、その期間を守る。

迷っているときに断るべきかどうかは、一概には言えない。でも迷いが続く状態を相手に長く強いることは、相手への配慮に欠ける。期間を決めること、その期間を守ること、この二つが迷っている場合の誠実な対応だ。

断った後の関係をどう扱うか

 

続けるかどうかを明確にする

プロポーズを断った後、交際を続けるかどうかを明確にしないまま曖昧に続けることは、双方にとって消耗する。断ったことで関係がどうなるかを、断りと同時か断りの後すぐに話し合う必要がある。

相談所でプロポーズを断った後も交際を続けたカップルを見てきた。うまくいったケースは、断った理由がタイミングや状況の問題で、気持ちは本物だった場合が多かった。うまくいかなかったケースは、断った理由が曖昧なまま続けていた場合が多かった。

相手が立ち直る時間を尊重する

断られた側には、立ち直る時間が必要だ。断った後に、友達でいよう、これからも仲良くしたいと言うことは、断った側の罪悪感を和らげるためのことが多い。でも受け取った側には、その言葉が重荷になる場合がある。

断った後は、しばらく相手が整理する時間を与えることが、本当の意味での配慮だ。関係を継続したいという気持ちがあったとしても、それを主張するタイミングを急がないのがマナーだよ。

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この記事を書いた人

元・大手結婚相談所でアドバイザーとして7年間勤務。

結婚・出産・子育てを経験した現在は、現場を離れていますが、これまで培ってきた恋愛・デート・婚活ノウハウを届けたいと思いブログを始めました。現場から離れた今だからこそ見える恋愛のバグと逆張りの勝ち方を教えます。

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