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人生で本気で好きになる人は何人いるのか

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本気で好きになったことが、一度もないかもしれない

交際経験は何人かある。でも振り返ったとき、本気で好きだったかどうかわからない。そういう感覚を持っている人が、思っているより多い。

相談所に来る会員さんの中に、過去の恋愛の話をしているうちに、あれは本当に好きだったのか自分でもよくわからない、と言い出す人がいた。何人かと付き合ってきたけど、本気で好きだったと言い切れる相手がいない、と。本気で好きになるということってどういうことなんだろう?

好きの強度には段階がある

好きという感情にも、強度の段階がある。一緒にいると楽しい、気になる、会いたいと思う、この人と付き合えたらいいな。これらは全部好きの感情だけど、本気で好きとは少し違う。

本気で好きになると、感情の質が変わる。頭から離れない、この人を失いたくないという恐怖が出てくる、相手のために何かしたいという衝動が自然に湧く。この質の違いが、好きと本気で好きを分けている。

人生で本気で好きになる人は何人いるのか

 

一般的に言われている数字の話

人生で本当に愛せる人は3人だという説がある。初恋、運命の人、本物の愛。こういう語られ方をされることが多い。3という数字に根拠があるわけじゃないけど、一生のうちに本気で好きになれる相手が限られているという感覚は、多くの人が持っている。

でも現場で見てきた経験から言うと、この数字はあまり意味がない。1人しか本気で好きにならなかった人もいるし、5人以上本気で好きになった経験を持つ人もいた。数じゃなくて、質の問題だ。

相談所で見えてきた、本気の恋愛のパターン

本気で好きになった経験を持つ人には共通したパターンがあった。本気で好きになった相手の話をするとき、声のトーンが変わる。表情が変わる。何年も前の話なのに、昨日のことのように細部を覚えている。あの人のこの一言、あのときの表情、あの日の天気まで覚えている。記憶の解像度が、他の恋愛の話とまるで違う。

本気の恋愛は、記憶に刻まれ方が違う。これが、本気かどうかを判断する一つの指標になる。

本気で好きになるとき、何が起きているか

 

相手の全部を受け取ろうとしている

本気で好きになると、相手のいい部分だけでなく、嫌な部分も含めて受け取ろうとする感覚が出てくる。短所を知っても離れたくない、弱いところを見ても好きという気持ちが変わらない。表面的な好きから、もっと根っこの部分が動いている状態だ。

36歳の女性会員、都さん。過去の恋愛の話をしていたとき、一人だけ話すときの声が変わる相手がいた。その人は全然条件が良くなかった、収入も低かったし見た目も特別じゃなかった、でも欠点ごと好きだったと言っていた。欠点を含めて好きという感覚が、本気の恋愛の一つの特徴だと思っている。

失うことへの恐怖が出てくる

本気で好きになると、失うことへの恐怖が出てくる。この人がいなくなったらどうしよう、という感覚が自然に湧く。気になる程度の好きでは、この恐怖は出てこない。

恐怖が出てくること自体は苦しいけど、それが出てきているということは本気になっている証拠でもある。本気じゃない相手を失っても、恐怖はそこまで深くならない。

自分が変わろうとする

本気で好きになると、相手のために自分を変えようとする動きが出てくる。もっといい自分でいたい、この人の隣にいても恥ずかしくない自分になりたい。この感覚が自然に出てくる相手は、本気で好きになっている相手だ。

義務感からじゃなくて、自発的に変わりたいと思える。これが本気の恋愛が持つ力の一つだと思っている。

本気で好きになれない、という悩みの話

 

本気になれない人が増えている理由

マッチングアプリが普及して、選択肢が増えた。選択肢が増えると、一人の相手に本気になる前に次を探してしまう動きが起きやすくなる。常に他の選択肢があるという状態は、今の相手への集中を妨げる。

また、傷ついた経験を持つ人が本気になることへのブレーキをかけていることも多い。本気で好きになって傷ついたから、次からは本気にならないようにしている。自分を守るための防衛が、本気になる機会を奪っている。

本気になれない状態のまま付き合い続けることのコスト

本気になれていないまま付き合い続けることには、双方にコストがある。本気になれていない側は、どこかで関係の限界を感じ続ける。本気になっている側は、相手が本気じゃないことをどこかで感じ取っている。

相談所で交際が破談になるケースの中に、片方が本気で片方がそうじゃなかった、というパターンが一定数あった。本気じゃない側は最初から知っていたわけじゃない。でも関係が続く中で、どこかのタイミングで本気になれないことに気づいていた。その気づきを先送りにした分だけ、破談の痛みが大きくなっていた。

本気で好きになった相手と、うまくいかなかった話

 

本気の恋愛が成就するとは限らない

本気で好きになった相手と結ばれるかどうかは、別の話だ。本気の感情があっても、タイミングが合わない、相手の気持ちが同じ方向を向いていない、状況が許さない。そういう理由でうまくいかないことがある。

都さんの話に戻る。欠点ごと好きだったその相手とは、結局うまくいかなかったと言っていた。相手も好きだったけど、タイミングが合わなかった、と。その経験が今でも心のどこかに残っていると。

本気の恋愛が報われるとは限らない。でも都さんはこう言っていた。うまくいかなかったけど、あの経験がなかったら今の自分はなかった、と。本気で誰かを好きになった経験は、うまくいかなくても残るものがある。

本気で好きになった経験が、次の恋愛を変える

本気で誰かを好きになった経験を持つ人は、次の恋愛での好きの基準が変わる。あの感覚がある相手じゃないと本気になれない、という目線が生まれる。これが良い方向に働く場合と、悪い方向に働く場合がある。

良い方向は、本気の恋愛の感覚を知っているから、それに近い相手を選べるようになること。悪い方向は、あの感覚と比べてしまって、実際には素晴らしい相手に本気になれなくなること。

過去の本気の恋愛を基準にしすぎると、今目の前にいる相手の良さが見えなくなる。都さんが相談所で活動する中で一番苦労していたのも、ここだった。あの人みたいな感覚になれない、という比較が続いていた時期があった。

本気で好きになれる相手に出会うために

 

出会いの数より、深さを作ることだ

本気で好きになる経験は、出会いの数を増やせば起きるわけじゃない。表面的な交流をたくさん重ねても、本気の感情は生まれにくい。深く関わることで初めて、本気の感情が育つ土壌ができる。

マッチングアプリで100人と話した経験より、一人の相手と深く関わった経験の方が、本気の恋愛に近づきやすい。これは相談所という場で繰り返し確認してきたことだ。浅く広くより、狭く深くの方が、本気の感情が育ちやすい。

本気になることへのブレーキを少しだけ外す

傷ついた経験から本気になることへのブレーキをかけている人に伝えたいのは、ブレーキを全部外す必要はないということだ。少しだけ外せるかどうか、それだけでいい。

都さんは活動の後半で、比較をやめた、と言っていた。あの感覚と比べることをやめて、目の前の相手をそのまま見るようにした、と。その変化があってから、相手への見え方が変わったと話してくれた。

本気で好きになることへの扉は、自分で少しだけ開けておく必要がある。誰かが外から開けてくれるのを待っていても、開かないからそこは意識してね。

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この記事を書いた人

元・大手結婚相談所でアドバイザーとして7年間勤務。

結婚・出産・子育てを経験した現在は、現場を離れていますが、これまで培ってきた恋愛・デート・婚活ノウハウを届けたいと思いブログを始めました。現場から離れた今だからこそ見える恋愛のバグと逆張りの勝ち方を教えます。

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