付き合ってもいないのに、寂しい、と言われた。慰めるべきなのか、それとも、都合よく使われてるだけなのか。
「寂しい」は、関係のパッケージを分解する言葉
本来、恋人関係というのは、感情的な支えと、責任やコミットメントが、セットになって成立してるもの。寂しい時に慰めてもらえる代わりに、こちらも、相手を優先し、関係に責任を持つ。この両方が、ワンセットで、パッケージになってる。
付き合ってないのに、寂しい、と言う行為は、時に、このパッケージの一部だけを、抜き取ろうとする動きになる。慰めという、感情面の恩恵だけを受け取って、コミットという、責任の部分は、引き受けないまま。
彼女の役割だけを、抜き取ろうとする人がいる
関係を定義する話になると、決まってはぐらかす
このタイプの男性は、寂しさを訴えることで、あなたから、彼女のような、慰めや関心を、引き出そうとする。でも、実際にこちらから、じゃあ、ちゃんと付き合う、という話に近づけようとすると、決まって、話をそらす。
まだそういうのは分からない、今は関係を決めたくない、そういうのじゃなくていいじゃん、と。慰めは欲しいのに、その慰めに伴う責任は、引き受けたくない。パッケージの、美味しいところだけを、つまみ食いしようとしてるだけなんだ。
本当のテストは、そこから先を提案した時
だから、判定に使える、いちばん確実な方法は、彼の寂しさに、実際に応えてみようとした時の反応。
そんなに寂しいなら、ちゃんと付き合う?と、こちらから、パッケージ全体を提案してみる。ここで、彼が、真剣に、その話に乗ってくるなら、彼の寂しさは、本物の、遠回しな告白だった可能性が高い。
逆に、いや、そういうことじゃなくて、と、コミットの話題だけを、器用に避けるなら、彼が欲しかったのは、あなたという人間じゃなくて、あなたが提供する、慰めの機能だけだった、ということになる。
一方で、遠回しな告白だったケースもある
公平のために、もう一つのパターンも、伝えておきたい。中には、告白する勇気がなくて、寂しい、という言葉に、本当の気持ちを、こっそり忍ばせてる男性もいる。
はっきり好きだと言って、断られるのが怖い。だから、寂しいという、あいまいな言葉で、まず、相手の反応を、そっと探ってみる。この場合、寂しさの奥には、ちゃんと、あなたへの、具体的な気持ちがある。
相談所で見た、寂しいの中身が違った二人
交際には至ってないけど、頻繁に連絡を取ってた、二組の男女を、それぞれ見てきたことがある。
一組目の男性は、夜になると、決まって、寂しい、会いたい、とメッセージを送ってきた。彼女が、思い切って、それなら、ちゃんと付き合わない?と聞いてみたところ、彼は、いや、そういうのはまだ、今の関係が気楽でいいから、とはぐらかした。彼女は、その後、連絡を減らしていった。
もう一組の男性は、同じように、寂しいと伝えてきてたけど、彼女が同じ質問を投げかけた時、実は、ずっとそう言おうと思ってた、と、正直に打ち明けた。二人は、その後、正式に交際を始めた。
同じ、寂しい、という言葉から始まって、行き着いた先は、まったく違ってた。
あなたが感じる違和感は、間違ってない
もし、寂しいと言われるたびに、なんとなく、都合よく使われてる気がする、と感じてるなら、その感覚は、たぶん、正しい。
恋人でもないのに、恋人のような役割だけを求められることに、違和感を覚えるのは、当然のこと。優しく慰めてあげたいという気持ちと、そのために自分がすり減っていくことへの違和感、両方、持っていていい。
