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優しいけど思いやりがない彼氏の正体と優しさの落とし穴

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優しいのに、なぜか満たされない

優しい人だ。怒らない、否定しない、頼めばやってくれる。でもなぜか、大切にされている感じがしない。困っているときに気づいてもらえない、こちらの気持ちを察してもらえない、言わないと何も動かない。優しいはずなのに、満たされない。

この矛盾した感覚を抱えている人は多い。相談所でも、彼は優しいんですけど、という前置きで始まる相談を何度も受けてきた。優しいけど何かが足りない、その何かを言葉にできずに悩んでいる。結婚相談所で優しさと思いやりは別物だということを繰り返し確認してきた。今日はその違いを書いていく。

優しさと思いやりは、似ているようで全然違う

優しさは、相手に対して柔らかい態度を取ること、頼まれたことに応えること、否定しないこと。これは受け身の性質を持っている。相手が何かを言ったとき、それに優しく応える。

思いやりは、相手が何を必要としているかを察して、言われる前に動くこと。相手の立場に立って想像すること。これは能動的な性質を持っている。相手が言わなくても、その気持ちを汲み取って動く。

優しいけど思いやりがない彼氏は、受け身の優しさはあるけど、能動的な思いやりが薄い。頼めばやってくれる、でも言わないと気づかない。この差が、満たされなさを生む。

優しいけど思いやりがない彼氏の特徴

 

言われたことはやるが、言わないと気づかない

一番わかりやすい特徴がこれだ。手伝ってと言えば手伝う、でも自分から気づいて動くことがない。具合が悪いと言えば心配してくれる、でも顔色が悪いことに自分から気づかない。

言えばやってくれるから、優しくないとは言えない。でも毎回こちらが言わなければ動かないことが、思いやりのなさとして積み重なっていく。言わなくても気づいてほしい、という気持ちが満たされない。

29歳の女性会員、莉央さんは交際相手について、優しいけど何か違うと相談に来た。具体的に聞くと、私が疲れているとき、疲れてると言えば気遣ってくれる、でも言わないと全然気づかない、と。毎回自分から言わないといけないことに疲れてきた、と言っていた。

 

相手の感情の変化に気づかない

思いやりがない彼氏は、相手の感情の変化を読み取ることが苦手なことが多い。少し元気がない、何か言いたそうにしている、いつもと様子が違う。こういった微細なサインに気づかない。

本人に悪意はない。ただ、相手の状態を察するという能力が育っていない、または意識が向いていない。気づかないから、対応もできない。相手は察してもらえない孤独を感じる。

自分の優しさに満足している

優しいけど思いやりがない彼氏の中に、自分は優しいから大丈夫だと思っている人がいる。頼まれたことはやっている、否定していない、優しく接している。だから問題ないと思っている。

でも相手が求めているのは、頼んだことへの対応じゃなくて、頼まなくても気づいてくれることだったりする。自分の優しさに満足していることが、思いやりの欠如への気づきを遅らせる。

困っているときに、的外れな対応をする

相手が困っているとき、思いやりがある人は相手が何を求めているかを考えて動く。でも思いやりがない人は、自分が良かれと思ったことをやる。それが的外れなことがある。

話を聞いてほしいだけなのに、解決策を並べてくる。一人にしてほしいときに構ってくる。慰めてほしいときに正論を言う。優しさから動いているのに、相手が求めているものとずれている。

なぜ優しいのに思いやりがないのか

 

相手の立場を想像する習慣がない

思いやりは、相手の立場に立って想像する力から来ている。この力が育っていない場合、優しさはあっても思いやりが出てこない。

育ってきた環境の中で、他者の気持ちを想像する経験が少なかった場合、この力が弱いことがある。自分の視点からしか物事を見る習慣がないと、相手が何を感じているかへの想像が働きにくい。

優しさを免罪符にしている

自分は優しいから、という意識が、思いやりへの努力を止めていることがある。優しいことに満足して、それ以上相手の気持ちを汲み取ろうとしない。優しさが、思いやりの欠如を覆い隠している。

本人は優しいことを誇りに思っている。でもその優しさが受け身のものであることに気づいていない。

悪意がないから、変わりにくい

優しいけど思いやりがない彼氏の難しさは、悪意がないことだ。冷たいわけじゃない、相手を傷つけようとしているわけじゃない。だから問題として認識されにくい。

悪意がある人なら、問題が明確だ。でも優しいけど思いやりがない人は、本人も周囲も問題に気づきにくい。気づきにくいから、変わるきっかけが生まれにくい。

優しいけど思いやりがない彼氏との関係で起きること

 

満たされなさが、じわじわ積み重なる

優しい人だから、別れる決定的な理由がない。でも満たされなさが少しずつ積み重なっていく。この積み重ねが、ある時点で限界を迎える。

決定的な何かがあって別れるんじゃなくて、満たされなさの蓄積で気持ちが離れていく。本人は何が悪かったかわからないまま、相手の気持ちが離れていく。

自分がわがままなのかと悩む

優しいけど思いやりがない彼氏と付き合っている人は、自分を責めることがある。彼は優しいのに、満たされないと思う自分がわがままなんじゃないか。客観的にはいい人なのに、不満を持つ自分がおかしいんじゃないか。

莉央さんもこれを抱えていた。彼は優しいのに不満を持つ私がおかしいのかな、と言っていた。でも満たされなさは本物の感覚だ。わがままじゃない。優しさと思いやりは別物だから、優しい人といても思いやりが足りなければ満たされないことは、自然な反応だ。

優しいけど思いやりがない彼氏への向き合い方

 

具体的に伝える

思いやりがない彼氏には、察してほしいという期待を持ち続けるより、具体的に伝える方が機能することがある。察する力が弱いなら、言葉で補う。こういうとき気づいてほしい、こういうことをしてくれると嬉しい、と具体的に伝える。

言わないとわからない人に、言わないでわかってもらおうとすると、永遠にすれ違う。具体的に伝えることで、相手が学んでいくことがある。

伝えたときに変わろうとするか見る

具体的に伝えたとき、相手が変わろうとするかどうかが、関係の可能性を決める。伝えたことを覚えて次に活かそうとする人は、思いやりを後から育てられる。伝えても変わらない、また同じことを繰り返す人は、変わりにくい。

莉央さんが交際相手に具体的に伝えてみたところ、相手が少しずつ変わり始めたと後から報告を受けた。最初は言われないとわからなかったけど、言われたことを覚えてくれるようになった、と。思いやりは、本人に学ぶ意志があれば育つことがあるよ。

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この記事を書いた人

元・大手結婚相談所でアドバイザーとして7年間勤務。

結婚・出産・子育てを経験した現在は、現場を離れていますが、これまで培ってきた恋愛・デート・婚活ノウハウを届けたいと思いブログを始めました。現場から離れた今だからこそ見える恋愛のバグと逆張りの勝ち方を教えます。

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