もう3回目のデート。楽しいのは楽しいけど、告白もなくて、気持ちが、じわじわ冷めていく自分がいる。こんなに早く冷めるなんて、私、薄情なんだろうか。
結婚相談所で7年、告白のタイミングと、冷めていく気持ちの関係を、何度も見てきた。冷めるのは、薄情だからじゃない。
冷めるのは、薄情だからじゃない
確証のないまま、感情を注ぎ続けることに、人は、無意識にブレーキをかけるようにできてる。相手からの、明確な意思表示がないまま、こちらだけが期待を膨らませ続けるのは、リスクの高い状態。
冷めるという感覚は、そのリスクを察知して、投資を止めようとする、ごく自然な自己防衛。薄情さの証拠じゃなくて、むしろ、ちゃんと自分を守れてる証拠なんだ。
3回目という数字自体に、意味はない
冷めるのは、日付じゃなく、宙ぶらりんの時間の長さ
世間には、3回目のデートで告白する、という、なんとなくの目安が広まってる。でも、この3という数字自体に、特別な意味はない。
本当に効いてるのは、日付の回数じゃなくて、宙ぶらりんの状態が、どれくらいの時間続いてるか。人によって、確証のない状態への耐性は、全然違う。2回で冷める人もいれば、5回でも6回でも、平気な人もいる。3回目という言葉に、過剰に縛られる必要はない。
本当に見るべきは、告白の有無じゃなく、深まったかどうか
会うたびに同じ話をしているなら、それが本当の問題
ここで、もっと大事な問いを置いておきたい。告白があるかないかより、この3回のデートで、実際に、何か深まったかどうか。
会うたびに、お互いのことを、少しずつ多く知れてる。会話が、初回より、パーソナルな内容に踏み込むようになってる。次はこうしようね、という、先の話が自然に出てくる。もし、こういう変化があるなら、告白という手続きがまだなくても、関係自体は、ちゃんと前に進んでる。
逆に、3回とも、初回と同じような、当たり障りのない会話に終始してるなら、これは、告白がないことより、深刻な問題。関係が、そもそも、動いてないんだ。冷めてる本当の原因は、告白の不在じゃなくて、この、停滞そのものだったりする。
遅い告白が、慎重さの証拠であることもある
ただし、告白が遅いこと自体を、悪いことだと決めつけるのも、ちょっと早い。中には、勢いで告白して後悔したくないから、じっくり見極めてから伝えたい、と考える、慎重なタイプの男性もいる。
この場合、告白は遅くても、会話や態度の中に、深まりのサインが、ちゃんと存在してるはず。遅さそのものより、その遅さの中身に、深まりが伴ってるかどうかを、見てほしい。
相談所で見た、深まっていた3回目と、止まっていた3回目
似たようなペースで、3回のお見合いを重ねた、二組のカップルがいた。
一組目は、3回目が終わっても、まだ告白はなかった。でも、女性会員は、面談で、会うたびに、彼の考え方とか、大事にしてることが、少しずつ分かってきて、と、嬉しそうに話してた。会話の中身は、明らかに深まってた。この二人は、4回目のデートで、無事、真剣交際に進んだ。
もう一組は、3回とも、天気の話や、仕事の話といった、表面的な会話ばかりが繰り返されてた。女性会員は、正直に、何回会っても、この人のことがよく分からないままで、と話してた。こちらは、その後、自然消滅していった。告白がなかったことより、3回とも、何も深まらなかったことのほうが、決定的だった。
冷めた気持ちに、蓋をしなくていい
最後に、伝えておきたい。3回目という数字にとらわれて、無理に気持ちを奮い立たせようとしなくていい。
もし、会話が深まってる実感があるなら、告白がまだなくても、焦る必要はない。もし、3回会っても何も深まってない実感があるなら、その冷めた感覚は、正しく機能してる証拠。どちらの場合も、あなたの感覚は、間違ってない。
数字を数えるより、深まりを、感じ取ってほしい。答えは、いつも、そこにある。
