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雑談しない女性は話せないんじゃなく飛ばしたいだけ

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世間話を振っても、はい、そうですね、で終わる。天気の話も、週末の話も、広がらない。この人、話すのが苦手なんだろうか、それとも、私に興味がないんだろうか。
結婚相談所で7年、雑談が苦手だと言われ続けた女性たちを、たくさん担当してきた。最初に言っておく。雑談をしない女性は、会話が苦手なんじゃない。

目次

雑談しない女性は、話せないんじゃない

雑談が続かない、という現象を、コミュニケーション能力の欠如だと決めつける空気が、世間には根強くある。でも、現場で見てきた実態は、かなり違った。
雑談をしない女性の多くは、実は、話す力そのものは、十分に持ってる。ただ、その力を、意味のない言葉のやり取りに、使いたくないだけなんだ。

会話を、橋と見るか、直行便と見るか

意味のない言葉を、埋め草として使いたくない人がいる

会話には、二つの捉え方がある。一つは、会話を橋だと思ってる人。天気の話、最近見た映画、当たり障りのない小さな板を、一枚ずつ渡していって、少しずつ距離を縮めて、その先にある本題に、ようやくたどり着く。
もう一つは、会話を直行便だと思ってる人。橋を一枚ずつ渡る手間を、そもそも必要だと思ってない。意味のあることを話したいなら、最初からそこへ向かう。話すことが特にないなら、無理に埋め草を挟むより、黙ってる方が、よっぽど自然だと感じる。
雑談をしない女性の多くは、この、直行便タイプ。意味のない言葉を、場を持たせるためだけに口にすることに、居心地の悪さすら感じてる。

見分けるテストは、話題を変えた時に出る

中身のある話に切り替えた瞬間、表情が変わるか

じゃあ、これが、脈なしからくる無関心なのか、それとも、直行便タイプの性質なのか、どう見分けるか。テストの方法は、単純。
天気や週末の話を、すっぱりやめて、具体的で、中身のある質問に、切り替えてみる。仕事でいちばんやりがいを感じる瞬間、最近読んだ本で印象に残ったこと、生きてきた中で大事にしてる考え方。
直行便タイプの人は、ここで、急に表情が動く。それまでの淡白さが嘘のように、言葉数が増えて、目に力が入ってくる。橋を渡る作業をすっ飛ばして、いきなり本題に着陸できたことに、むしろ、安堵してるような反応。逆に、話題を変えても、同じように反応が薄いままなら、それは、単純に、あなたへの興味そのものが薄い可能性が高い。
雑談で判定しようとしても、答えは出ない。判定は、雑談をやめた後に、出てくるものなんだ。

婚活の採点表が、間違った能力を測っている

お見合いの感想シートには、話しやすかった、親しみやすかった、という評価項目が、いつも並んでる。これ、正体は、雑談力の採点表なんだ。
でも、この能力が高いことと、結婚生活で必要な相性の良さは、実は、あまり関係がない。結婚生活で本当に必要になるのは、意味のある話し合いができるかどうか。お金の話、将来の話、困難が起きた時の話し合い。ここで求められるのは、雑談力じゃなくて、直行便タイプの、要点を捉える力の方だったりする。
雑談が苦手なせいで、感想シートの点数が伸び悩んでた女性が、結婚後は、いちばん頼りになる話し合いの相手になってた例を、何度も見てきた。測られてる能力と、本当に必要な能力が、ズレてるだけなんだ。

相談所で見た、雑談ゼロで速攻成婚したカップル

33歳の女性会員がいた。お見合いの感想はいつも、会話が続かなかった、反応が薄かった、というものばかり。半年間、なかなか成果が出なかった。
ある時、同じく口数の少ない、35歳の男性会員と組み合わせてみた。二人とも、天気の話は一切せず、初回から、仕事の話、将来のビジョン、お金の考え方まで、淡々と、でも深く話し込んでた。二人とも、口数は少ないのに、会話は、いちばん密度が濃かった。
彼女は後日、こう言った。初めて、話すのが楽な人でした、と。二人は、三ヶ月というスピードで成婚していった。

一方で、本当に反応が薄い人もいる

念のため、公平に書いておく。話題を切り替えても、まったく反応が変わらない人も、実際にはいる。この場合は、直行便タイプというより、単純に、対人関心そのものが低いか、あなたに興味がない、という可能性の方が高い。
雑談しないこと自体を、全部、深さを求める性質だと美化する必要はない。見るべきは、あくまで、話題を変えた時の変化。変化がないなら、それは、それで、一つの答えなんだ。

私が、雑談を面倒に感じる瞬間

これ、自分にも心当たりがある。仕事の打ち合わせで、本題に入る前の世間話が、正直、いちばん苦手だった。今日は暑いですね、そうですね、で、心の中では、早く本題に入りたいのに、と思いながら、愛想笑いを浮かべてた。
でも、会員さんの本音の相談になった瞬間、急に、自分でも驚くくらい、饒舌になる。雑談は苦手なのに、中身のある話には、いくらでも時間を使える。あの落差を、自分でも不思議に思ってた時期がある。
今なら分かる。あれは、会話が苦手だったんじゃなくて、直行便に乗りたかっただけなんだよね。

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