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恋愛で見切りをつけるのが早い女は、センサーが正常なだけ

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LINEの既読が急に消えて、会う約束が自然消滅して、気づいたら完全に音信不通。心当たりが、特にない。突然すぎて、何が起きたのか分からないまま、途方に暮れる。逆に、自分がまさにこのタイプで、またやってしまったと思いながら、これは欠陥なのかを確かめに来た女性も。
結婚相談所で7年、見切りが早い女性と、見切られた男性の両方を担当してきた。最初に、よく言われることの逆を置く。見切りが早い女性は、冷たいんじゃない。センサーが、正常なんだ。

目次

見切りが早い女は、冷たいんじゃない

世間の評価は辛い。切り替えが早すぎる、感情がない、人を使い捨てにする。でも、内側の構造は、ぜんぶ逆だったりする。
感情が薄い人は、見切りが早くならない。傷つかないから、どうでもよくて、だらだら続く。見切りが速い人ほど、感じる量が多くて、小さなデータをちゃんと受け取って、処理している。センサーの精度が高いから、判断が速い。
家電で考えると分かりやすい。安い煙感知器は、火事になってから鳴る。高精度のセンサーは、煙が立ち始めた段階で鳴る。どちらが優秀かは、言うまでもない。見切りが早い女性は、後者の高精度型なんだ。
問題は、高精度センサーが鳴っても、周りが気づいてない、ということ。火事になってからしか動けない人には、もう煙の段階で逃げた人が、意味不明に見える。

男が突然と感じる理由。カウンターはずっと動いていた

彼女の中で積み上がっていたデータポイント

見切りが早い、と感じた男性に聞きたいことがある。本当に、突然だったか。
彼女の側では、たいてい突然じゃない。ただ、あなたに見えてなかっただけで、彼女のカウンターは、ずっと動いてた。
連絡に二日かかった、が1ポイント。自分の話ばかりで私の話を聞かなかった、が1ポイント。約束を曖昧にした、が1ポイント。一つひとつは大した話じゃない。でも、それが積み上がって、百ポイントを超えた瞬間に、カウンターがゼロにリセットされる。あなたには突然の終了に見えるけど、彼女の中では、百回の更新の後のことなんだ。
(百回目のデータが、特に大きかったわけでもなくて、最後の一滴が溢れただけ、っていうのが、また伝わりにくいの)

最後の一押しは、たいてい小さい

見切りのきっかけを女性会員に聞くと、えっそれで?という些細な一言が出てくることが多い。くしゃみのたびにうるさい、とか、店員への態度が雑だった、とか。周りから見たら、それだけで?と思うやつ。
でも、その些細な一言は、最初の1ポイントじゃなくて、101ポイント目なんだ。百個分のデータが積み上がった状態に落ちた、最後の一滴。だから、最後の一言だけ切り取っても、意味が分からない。文脈ごと見ないと、理解できない仕組みになってる。
突然切った、と感じてるなら、あなたが受け取れてなかったデータが、その前に百個あった、と考えるほうが正確だ。

相談所で見た、見切られた男の共通パターン

見切りが早い女性に切られた経験を持つ男性会員に、共通してたことがある。
女性のリアクションの変化に、気づくのが遅い。返信が短くなった、会う提案に乗り気じゃない、笑顔が減った。あの変化は、カウンターが上昇中のサインなんだけど、多くの男性には、たんなる忙しそう、で処理されて終わる。
そして、切られてから動く。連絡が途絶えてから、急に長文を送る、プレゼントを持ってくる、友達経由で会ってほしいと頼む。でも、彼女のカウンターが百を超えた後に動いても、残念だけど遅い!カウンターが上昇中に動いてれば、話が違ったかもしれないのに、ゼロにリセットされてから動いても、もう電源が入らないのよ。
見切りが早い女性を前にして、後追いで取り返せることは、ほぼない。残念なくらいに、ない。センサーが鳴り終わって避難を完了した人に、今更ここは安全ですと言っても、聞こえる場所にいないから。
じゃあ、見切られる前に何をすべきだったか。答えは一個で、彼女のカウンターが動いてる最中に、それを感知して、動くこと。見えないカウンターを読むなんて無理、と思うかもしれないけど、実際は、見えないわけじゃない。返信の速度、会話の温度、目が合う頻度。全部、ちゃんと表示されてる。読めてなかっただけで、隠されてはいなかった。

見切りをつけない人生の、本当のコスト

ここからは、見切りが遅い人への、割と厳しい話。
世間は、見切りが早い女を、薄情だと責める。でも、見切りをつけない人生のコストを、誰も計算しない。
相談所に、見切りをつけられずに引きずった女性が来た時の、時間の損失は、平均で何年になるか。2年、3年、長い人は5年以上、明らかに終わってる関係に居続けて、入会する頃には30代後半、なんてケースを何件見たことか。
その間に失ったのは、時間だけじゃない。自尊心も、選択肢も、体力も。見切りをつけなかった結果の損害は、見切りをつけて一人になった損害より、はるかに大きかった。
それでも、見切りが早い女を薄情と呼ぶ文化は続く。なんでだろう、と思う。見切りが遅い女のほうが、扱いやすいから、じゃないのかな(笑)。都合よく引き止められるから。
見切りが早い女性は、撤退戦術を知ってる。戦略的撤退は、軍事では賢い判断と呼ばれる。人間関係でも、同じことが言えるはずなのに、なぜか冷たいに変換される。その非対称さは、ずっと引っかかってる。

自分が早いと自覚している人へ

センサーが正確すぎて、誰も通らない場合

ただし、見切りが早い自覚のある本人へも、正直に書く。
センサーが高精度なのは武器だけど、精度が上がりすぎると、誰も通過できなくなる。煙を一分子でも感知したら鳴り始めるセンサーは、生活の中で誤作動ばかりになる。
32歳の女性会員がいた。見切りが速くて、面談ではいつも、ここが無理で切った、の話ばかり。一年で20件以上のお見合いを経ても、誰も次に進まない。聞けば、一回でも自分の話をかぶせられたら、もうだめだと。
(そこに基準を置くと、全人類アウトになる)
見切りの基準が、相手の欠点の量じゃなく、自分の不安の量に連動し始めたら、センサーが誤作動を起こしてる可能性がある。これは、欠点を見てるんじゃなくて、親密になることへの恐怖が、見切りの形を借りて出てるパターン。

見切る前に、一回だけ言葉にする

実用として一つだけ。見切りを入れる前に、一回だけ、言葉で伝えてみること。ここが合わない、これが気になる、と。
それで相手が動いたら、センサーが正しく機能してた証拠で、関係が育つ可能性がある。動かなかったら、やっぱり見切り正解。どちらに転んでも、後悔が減る。言わずに切ると、言ったら変わってたかも、という余白が残って、自分が苦しくなることがある。
言って動かなかった相手には、未練が残らない。それだけで、見切りの質が上がる。

追いかける価値のある女性は、追いかけ方が違う

最後に、見切られた側の男性へ。
見切りが早い女性を、追いかけて取り返そうとするのは、構造的にほぼ無理だ、という話は書いた。じゃあ、何もできないのか。一つだけ、ある。
見切られた理由を、自分で正直に棚卸しすること。突然切られた、理由が分からない、の二択で止まらずに、あの関係で、自分は何を返せてたか。彼女のカウンターに何ポイント積まれてたか。そこを見ると、次の関係で同じことを繰り返す確率が、下がる。
見切りが早い女性は、データを溜めてから動く。その速さを、冷たさと呼ぶより、合わない相手に時間を使わない賢さと呼んだほうが正確だ。彼女の側からすれば、早く見切ることで、お互いの傷が最小で済む、という親切が混じってることも、ある。
惜しかったのは、あなたへの感情が冷える前に、カウンターを読む習慣があれば、話は違ったかもしれないこと。次の誰かとの間では、小さなデータを、面倒くさがらずに拾う男になれるか。そこが、見切られやすい男から抜け出す、唯一の出口なんだ。

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