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復縁はないパターン、元カノが冷めて去った場合は終わっている

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連絡しようか、何度もアプリを開いては閉じてる。よりを戻したい。でも、もう無理なんじゃないかという声も、頭の奥でずっと鳴ってる。

結婚相談所で7年、別れた相手を引きずる会員を、嫌というほど見てきた。最初に、いちばん大事な分かれ目を渡す。復縁できるかどうかを決めてるのは、別れ方じゃない。彼女の中で、あなたがまだ固有名詞か、もう普通名詞に変わったか、なんだ。

目次

復縁の可否を分けるのは、振られ方じゃない

分かれ目は、彼女の記憶の中で、あなたがどう保存されてるか。
別れた直後、あなたはまだ、固有名詞として彼女の中にいる。名前を聞けば、具体的な感情が動く。怒りでも、悲しみでも、何かが揺れる。これは、熱が残ってる状態。
ところが、時間が経つと、ある段階で、あなたは普通名詞に変わる。元カレの一人、昔付き合ってた人、という、ただの分類項目になる。名前を聞いても、もう何も動かない。ここまで来たら、熱は、完全に冷めてる。
復縁の可否は、嫌われてるかどうかじゃなくて、まだ固有名詞でいられてるかどうか。憎まれてるうちは、まだ望みがある。何も感じられなくなった時が、本当の終わりなんだ。

怒って別れた元カノより、冷めて去った元カノが手強い

だから、多くの男性が誤解してる。激しい喧嘩別れを、いちばん絶望的だと思ってる。実は、逆のことが多い。
怒って出ていった元カノは、まだあなたに熱を持ってる。怒りは、無関心の対義語じゃない。好きの裏返しで燃えてる熱だから、それが時間と共に和らげば、復縁の余地が残ることもある。
本当に手強いのは、静かに、淡々と去った元カノ。喧嘩もせず、もういいや、という顔で、すっと離れていった人。あれは、怒る気力すら使い切った、燃え尽きの状態。怒りより、無関心のほうが、はるかに遠い場所にいる。
別れ際を思い出してみてほしい。彼女は、泣いて怒ってたか。それとも、もう何も期待してない、という静かな目をしてたか。後者だったなら、残念だけど、それは終わりが、別れる前にもう来ていた合図かもしれない。
嫌い、は、まだ近い。どうでもいい、が、いちばん遠い。

ないパターンを、五つに割る

生理的に無理化した型

一つ目。別れの過程で、あなたへの嫌悪が、感情を通り越して、生理的な拒絶にまで固まったパターン。
モラハラ気味の言動、しつこい束縛、嘘の繰り返し。これらは、彼女の体に、あなた=不快、という反射を刻む。一度この反射が出来ると、理屈では戻せない。連絡が来ただけで、ぞっとする、という段階。ここは、潔く引くのが、彼女への最後の誠意だと思う。

もう次の人がいる型

二つ目は、シンプルだけど決定的。彼女に、新しい相手がいる。
人の心は、空白を嫌う。別れの痛みを、新しい誰かが埋め始めたら、あなたの居場所は、物理的に塞がれていく。ここで割り込もうとするのは、彼女にも、新しい相手にも、迷惑なだけ。脈を測る以前の、撤退案件なんだ。

同じ理由を繰り返した信用残高ゼロ型

三つ目。これが、いちばん本人に自覚がない型。同じ過ちを、何度も繰り返して別れた場合。
人間関係には、信用残高みたいなものがある。約束を破るたび、同じ謝罪を繰り返すたび、残高は削れていく。次は変わるから、をもう何度も使ってしまった相手には、その言葉の残高が、ゼロになってる。あなたの反省が本物でも、彼女には、また同じやつ、としか聞こえない。残高ゼロの口座からは、何も引き出せないんだ。

彼女が、あの頃の自分を卒業した型

四つ目は、切ないけど、よくある型。彼女が、成長して、二人で付き合ってた頃の自分から、卒業してしまったパターン。
あなたは悪くない。彼女も悪くない。ただ、別れてからの時間で、彼女の価値観や生き方が変わって、過去の自分が選んだ相手が、もう今の彼女には合わなくなった。あなたが恋しいのは、過去の彼女で、その彼女は、もうこの世にいない。これは、復縁というより、存在しない人を探してる状態に近い。
五つ並べて、共通して言えること。どの型も、あなたが磨かれれば戻る、という単純な話じゃないってこと。問題は、あなたの魅力の量じゃなく、彼女の側の扉が、もう開かない構造になってるかどうか、なんだ。

いちばん多いのは、相手じゃなく自分を取り戻したいだけ

ここから、たぶんこの記事でいちばん刺さる話をする。覚悟して読んでほしい。
復縁したい、と苦しんでる人の、けっこうな割合が、実は、元カノそのものを取り戻したいわけじゃないんだ。
別れると、人は二つのものを同時に失う。一つは、彼女という存在。もう一つは、彼女に選ばれていた頃の、自分。後者の喪失のほうが、実は痛い。誰かに必要とされてた自分、満たされてた自分、敗北を知らなかった自分。それが消えたショックを、彼女が消えたショックだと、脳が取り違えてることが、ものすごく多い。
見分け方がある。彼女の、嫌だった部分まで、ちゃんと思い出せてるか。それとも、いい思い出ばかりが、きらきら再生されてるか。後者なら、あなたが恋しいのは、実在した彼女じゃなく、美化された記憶と、その中にいた自分かもしれない。
寂しさを、特定の元カノの形にして、執着してるだけ。だとしたら、その穴は、彼女を取り戻しても、本当の意味では埋まらないんだ。

諦めた瞬間に、魅力が戻った人たち

相談所で、何度も見た光景がある。
入会してきても、心が元カノに残ってる人は、お見合いが、まず進まない。目の前の相手の話を聞きながら、頭は過去にある。その上の空が、相手に伝わって、誰ともつながれない。婚活が、一歩も動かない。
30代の男性会員が、まさにそうだった。元カノの話ばかりで、紹介する女性に、全員、彼女と比べてしまう、と。半年、空回りが続いた。
転機は、本人が、もう戻らない、と腹をくくった日。元カノを諦めると決めてから、彼の表情から、あの重さが消えた。目の前の相手を、初めて、ちゃんと見るようになった。すると、不思議なくらい、お見合いが進み始めたんだ。
過去にしがみついてる間、人は、いちばん魅力のない状態になる。手放した瞬間に、本来の軽さと魅力が、戻ってくる。皮肉だけど、復縁を諦めることが、新しい出会いへの、いちばんの自分磨きだったりする。
ついでに言うと、執着を手放して魅力が戻った彼に、もし元カノが今会ったら、どう思うか。…まあ、人生って、そういうふうにできてるよね。

取り戻したいのは彼女じゃなく、選ばれてた頃の自分

最後に、深夜にここまで読んでくれた、未練でくたびれてる人へ。
復縁できるかどうかを、何日も調べて、苦しんできたと思う。でも、本当に向き合うべき問いは、たぶん、彼女と戻れるか、じゃない。あなたが取り戻したいのは、本当に彼女なのか、それとも、彼女に選ばれていた頃の、満たされた自分なのか。
もし後者なら、その自分は、彼女との復縁でしか再建できないものじゃない。誰か新しい人との間で、もう一度、選ばれる自分を、作り直せる。失った城に戻ろうとして門を叩き続けるより、別の場所に、新しい城を建てるほうが、ずっと早いことがあるんだ。
彼女が固有名詞のままなら、可能性はゼロじゃない。でも、もう普通名詞に変わっていたなら、その事実を、そっと受け取っていい。終わりを認めるのは、負けじゃなくて、次の自分を建て始める、最初の一手だから。
取り戻したいその自分は、過去の門の前じゃなく、これから出会う誰かのほうに、待ってる。

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