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情が移るのは危険なのか情と恋愛の境界線

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情が移った、でもこれは恋愛なのか

長く一緒にいるうちに、なんか離れられない感じがしてきた。好きかどうかはわからないけど、いなくなると困る気がする。情が移ったのか、それとも本当に好きなのか、自分でもわからない。

この感覚を抱えたまま関係を続けている人が、思っているより多い。相談所でも、情なのか恋愛感情なのかわからなくて、どうしたらいいかわからないという相談を何度も受けてきた。情が移ることは恋愛の罠なのか。

情という言葉が曖昧すぎる問題

情が移る、という言葉はよく使われるけど、何を指しているかが人によって違う。一緒にいることへの慣れ、離れることへの不安、相手への親しみ、または依存。これらが全部まとめて情として語られる。

どの種類の情かによって、その感情をどう扱うかが変わってくる。一括りに情として片付けることが、自分の感情を誤読させることがある。

情が移るとき、内側で何が起きているか

 

一緒にいることへの慣れが、離れられなさになる

長く一緒にいると、その人がいることが日常になる。日常になったものを失うことへの抵抗感が出てくる。これが情の一形態だ。

でもこれは、好きという感情とは少し違う。習慣への執着に近い部分がある。毎朝飲んでいるコーヒーがないと調子が出ない感覚に似ている。コーヒーが好きというより、その習慣がなくなることへの抵抗感だ。

ただし、この慣れが恋愛感情の土台になっていることもある。慣れと好きは別物だけど、慣れがなければ恋愛感情は育ちにくい、という側面もある。

相手への申し訳なさが、離れられなさになる

相手がこちらを好きでいてくれている、相手を傷つけたくない、ここで別れたら可哀想という感覚が、関係を続けさせていることがある。これも情の一形態だ。

でもこれは、相手への思いやりから来ている部分と、自分の罪悪感を避けたい部分が混ざっている。相手のためのように見えて、自分の罪悪感を回避するための行動になっていることがある。

相手への申し訳なさで関係を続けることは、長期的には相手への不誠実につながる。気持ちがないまま続けることで、相手の時間を使うことになるからだ。

共有した時間への執着が、離れられなさになる

一緒に過ごした時間、共有した経験、積み重ねてきた記憶。これへの執着が、情として出てくることがある。相手を失うことより、あの時間を失うことへの惜しさだ。

34歳の女性会員、菜月さんは4年付き合った相手と別れるかどうか悩んでいた。好きかどうかわからないけど、4年間の時間が惜しい、と言っていた。相手が嫌いじゃない、でも心からときめいているかというとわからない、と。積み重ねた時間への執着が、情として出ていた。

 

情と恋愛感情の違い、どう見分けるか

 

相手がいなくなることを想像してみる

一つの確認方法として、相手がいなくなることを具体的に想像してみることがある。相手が転勤で遠くに行く、相手が他の誰かと付き合い始める、相手が突然連絡を絶つ。この想像をしたとき、どんな感情が出てくるか。

悲しい、寂しい、という感情が出てくるなら、相手への感情がある。でもその感情の中身を見ることが大事だ。その人に会えなくなることへの悲しさなのか、日常が変わることへの不安なのか。前者なら、感情がある。後者なら、情かもしれない。

相手がいる未来を想像してみる

逆方向の確認として、相手と10年後一緒にいる未来を想像してみることがある。その想像が心地よいなら、この人と続けたいという感情がある。その想像がどこかしんどいなら、今の関係を続けることへの重さがある。

想像することへの抵抗感も、一つの情報だ。考えたくない、というのも感情の一種だ。

初めて会った頃の感覚を思い出す

最初に出会ったとき、どう感じていたかを思い出してみることも一つの方法だ。最初からそこまで強い感情はなかったけど、一緒にいるうちに離れられなくなってきた。この場合、最初から情ベースの関係だった可能性がある。

最初は確かにときめいていたけど、今はわからなくなってきた。この場合は、感情が変化している途中の可能性がある。

情が移ることは、恋愛の罠なのか

 

情は恋愛の罠ではなくて、恋愛の一部だ

はっきり言う。情が移ることは、恋愛の罠じゃない。情は恋愛の一部だ。

長く付き合っている相手との関係は、必ず情を含んでいる。最初のときめきだけで長い恋愛が続くわけじゃない。時間が経つにつれて、ときめきは少し落ち着いて、代わりに情や信頼が育っていく。これは自然な恋愛の変化だ。

情があることを、恋愛感情がないことの証明として扱うのは間違いだ。情と恋愛感情は共存できる。

情だけで続けることが、罠になる

問題は、情だけで恋愛感情がない状態で関係を続けることだ。これが罠になる。

情だけで続けている関係は、どこかでどちらかが限界を迎える。情ベースの相手と、恋愛感情を持って向き合ってくれる人が現れたとき、関係が揺れる。または、ずっと満たされないまま時間が過ぎていく。

情があるからといって、関係を続けることが正解とは限らない。情がどの種類の情かを見極めることが、判断の前提になる。

情が移った関係で、どう判断するか

 

情と恋愛感情の両方を確認する

この人への情はある。でも恋愛感情もあるかどうかを、同時に確認する。両方あるなら、関係を続けることに意味がある。情しかないなら、それが今後変わる可能性があるかどうかを考える。

情があるからといって、恋愛感情が育つとは限らない。長く一緒にいるほど、情は深まる。でも恋愛感情がない相手への情が、恋愛感情に変わることは、それほど多くない。

情があることへの感謝と、関係の判断は別の話だ

情が移った相手との時間は、本物だ。その時間への感謝はある。でも感謝があることと、関係を続けるかどうかの判断は別の話だ。

感謝で関係を続けることは、相手への誠実さとは言えない。感謝を持ちながら、でも関係の判断は感情の実態に基づいてすることが、長期的には双方への誠実さになる。

菜月さんは最終的に、別れを選んだ。4年間の時間への感謝はあった、でも続けることが相手への誠実じゃないと気づいた、と言っていた。相手がもっと自分を本気で好きな人と出会うべきだと思った、と。

その判断は簡単じゃなかった。でも情だけで続けることへの誠実さへの疑問が、判断を動かした。情を持っていることと、情だけで続けることの間に、線を引けたことが、菜月さんの次へのステップになっていた。

情が移ることは、人間として自然な感情だ。その情が何から来ているかを正直に見ること、恋愛感情と情を混同しないこと、情があることへの感謝と関係の判断を分けること。この三つが、情が移ることを罠にしないための向き合い方だと思っている。

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この記事を書いた人

元・大手結婚相談所でアドバイザーとして7年間勤務。

結婚・出産・子育てを経験した現在は、現場を離れていますが、これまで培ってきた恋愛・デート・婚活ノウハウを届けたいと思いブログを始めました。現場から離れた今だからこそ見える恋愛のバグと逆張りの勝ち方を教えます。

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